「ヘナ」とは?
まずはヘナカラーの語源である「ヘナ」について説明します。
ヘナは、「ヘンナ」とも呼ばれるミソハギ科の植物の名前です。和名は、指甲花(シコウカ)です。
ヘナ(ヘンナ)は、主にエジプト、インド、北アフリカに生育する高さ3〜6メートルほどの常緑低木で、古代から、主にマニキュアやタトゥーなどの染料としても使われてきた、歴史の長いハーブでもあります。
基本的な使い方は今も昔もあまり変わらず、ヘナ(ヘンナ)の葉を乾燥させ粉にしたものを水などで溶いたものを、色を染めたい箇所に塗り込みます。
ヘナは、古くから髪・眉・爪・手足などの染色やペイントに使用されてきました。
色が染まるのには、ヘナに含まれる「ローソン」という赤色(オレンジ色)の色素が関係しており、そのローソンがタンパク質に絡み付く習性を持っているために、人間の頭髪や皮膚に色が付きます。よって、純粋にヘナのみの染料では、赤やオレンジ色にしか染めることはできません。
現在の「ヘナカラー」も、白髪を赤茶色〜オレンジ色に染めたり、傷んだ髪を保護・補修する目的で使われることが多いです。
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ヘナの特徴
【ヘナのメリット】
- 天然の植物性成分のみのため、髪や頭皮にダメージがない
- 敏感肌、アレルギー体質の人でも使用できる
- 白髪を染められる
- 髪を染めるだけでなく、頭皮を健康に保ち、髪の毛を保護する効果がある
→継続して使用することで、髪にツヤやコシ、ハリが出る
【ヘナのデメリット】
- 独特の匂いがする(牧草や藁(わら)のような匂い)
- 髪を染めるのに手間と時間がかかる
- あまり色持ちしない(2週間〜)ので、定期的に染める必要がある
- 使い始めは髪がキシキシ、ゴワゴワしたり、パサつきやすい
→初めのうちだけで、使い続けていると髪に艶がすごくでて指通りもよくなる
【その他の特徴】
- 白髪部分は赤茶色〜オレンジ色に染まる。黒髪はほとんど染まらず、日光が当たった時に若干赤みがかって見える程度。
→ヘナ以外の原料も混ぜることで、様々な色を付けることが可能です。白髪を黒く染めたり、青色っぽく染められる商品もあります。 - 汚れの洗浄効果が強い → シャンプー替わりにもなる
ヘナは汚れの洗浄効果も強いため、使い初めは石けんで髪を洗った時のように髪がキシキシ、ゴワゴワしやすいです。また、独特の強い草の匂いもあります。
色についても一回の使用では思ったような色がうまく付かなかったりして、慣れない人はすぐに使用をやめてしまうことも多いようです。
ヘナはある程度継続して使用することでその良さが実感できます。
回数を重ねるうちに、ヘナの染まり具合も良くなり、髪にコシがでて丈夫になり、トリートメント効果も現れてきます。
匂いが気になる方は、ヘナの含有量が少なめで、他のハーブ成分も含まれる商品もあるので検討してみてはどうでしょうか。
ヘナ関連サイト、商品紹介
★『ヘナ遊 Henayu』
ヘナに関する総合情報サイトです。
ヘナに関する多種多様な情報、ヘナの雑学、ヘナ利用者の口コミなど、情報量の多さが半端じゃありません。他にも ヘナを使った髪の染め方を紹介した動画や、ヘナ関連の商品情報が充実しています。
★『Art Being オンラインショップ』
ヘナカラーの他、ヘナや各種ハーブを原料としたシャンプーや化粧品を販売するサイトです。
主に「マハラジャロード」というメーカーの商品を取り扱っています。「マハラジャロード」の商品は、インドから直輸入されたもので、とても評判が良くオススメです。
「マハラジャロード」の商品の口コミ情報はこちらで見ることができます → 『アットコスメ』
★ナイアード 『ヘナ100%』
ヘナを100%使用したおすすめの商品です。
ハーブを含んだタイプや、黒っぽく染める「木藍」タイプなどもあります。
口コミの評判も良く、値段も手ごろでコストパフォーマンス抜群です。
「ヘナ100%」の販売サイトや口コミサイトについては「ヘアマニキュア〜おすすめ商品」で紹介しています。
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