ヘアマニキュアで黒髪を染められるか?
ヘアマニキュアと黒髪は、あまり相性がよくありません。
ヘアマニキュアは元の髪を脱色せず、髪の外側を半透明な色素でコーティングして色をつけるものであるため、元の髪の色の影響を受けます。
絵を描く場合に、黒い下地から別の色を付けても殆ど色が付かないのと同じ理屈で、元々の髪が黒髪だとなかなか色をつけることができません。黒髪用のヘアマニキュアを探したけど全然見つからないという声もよく聞きます。
実際、純粋なヘアマニキュアでは黒髪にほとんど変化はありません。
直射日光や蛍光灯の光に当てた時に、ほんのり黒髪に色がついているのが分かる程度です。黒
髪に色つきセロハンを重ねた状態をイメージしてもらえればよいでしょう。
「そのくらいが良い」というならともかく、黒髪にキレイに色を付けたいという場合は、ヘアマニキュアでは限界があるので別の方法を考えた方がよいでしょう。
次に黒髪向けの「ヘアマニキュア成分を含むもの」「ヘアマニキュアの様に髪を痛めずに染められるもの」を紹介します。
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ヘアマニキュアで黒髪を染める方法
純粋なヘアマニキュアでは黒髪をキレイに染めることはできませんが、ヘアマニキュア成分にヘアカラー成分などが一部混じった製品を使用することで黒髪に色を付けることができます。ヘアカラーを使うよりも髪へのダメージも少なくて済みます。
ヘアマニキュア関連で、髪を痛めずに黒髪を染める方法をいくつか紹介します。
方法1:グロスカラーを使って黒髪を染める
ドラッグストアなどで販売されている「ヘアカラー剤+ヘアマニキュア成分のカラー剤」のことを、「グロスカラー」または「カラーグロス」と呼びます。
「コラーゲン」や「ケラチン」といったトリートメント成分が混ざっているので髪にツヤを出すことができるのが特徴です。
ヘアカラー剤が混じっているので黒髪でもしっかり染まり、発色もよいです。
髪へのダメージもありますが、純粋なヘアカラーほどは痛まずし、商品によってはほとんど気にする必要がないものもあります。
方法2:ヘナカラーを使って黒髪を染める
「ヘナカラー」とは、インド産のハーブ「へナ」を主原料としたトリートメント剤です。
へナは髪や頭皮に優しい天然素材で、髪を痛めずにカラーが楽しめるほか、使うほどに髪に自然なツヤやハリを与えるトリートメント効果もあります。
ただし、脱色の作用はないため、ヘアマニキュアと同じくヘアカラーのように鮮やかな色は黒髪にはつきません。ヘナのオレンジ系の色が黒髪の上にのる感じです。日光に当たるとオレンジ系や赤茶系などに輝いて見えます。
工夫の仕方によっては黒髪でも色が入りやすくなったり、色合いを変えることができます。
レモンを混ぜたり、ヘナの回数を重ねていくと、オレンジ色がある程度強くなります。また、髪質や混ぜたハーブの種類や量によって、色の風合いが『微妙』に変わります。
ヘナカラーならば天然成分のみなので安心して使えますし、色々なアレンジが可能なので、自分なりに色々工夫して黒髪に色を付ける楽しみがあります。
ヘナについては「天然素材で染めるヘナカラー」で詳しく解説しています。